サービス業T社 企画部
観光の思い出をかさばらず持ち帰えってもらいたい…
インバウンド需要に応えた高級感と省スペースを両立したボックス
オリジナルの江戸切子グラスが作れる体験型サービスが好評のT社。特にアジア観光客の利用が増えており、作ったグラスをお土産として持ち帰られることが人気の要因だった。しかし、一部のユーザーから「箱がかさばる」という声が寄せられたため、対策を練ることにした。
※本事例は想定事例ですが、似たようなお悩みの方々へのご参考として掲載しています
課題
大切な記念の品を入れたギフトボックスは、かさばるため持ち帰りに不便
T社ではもともと体験型サービスの参加者に対し、オリジナルの江戸切子グラスを観光の記念に持ち帰ってもらうため、専用の箱を用意していました。高級感を感じられる和風のギフトボックスです。このサービスは国内でも人気でしたが、最近はインバウンド需要が高まっており、特にアジアからの観光客の利用数が増加傾向にありました。
しかしそうした観光客から、ある声が複数寄せられていました。担当者のA氏は次のように話します。
「和風のギフトボックスは海外のお客様からも大変喜ばれていましたが、スーツケースに入れるとかさばってしまいます。またどうしても持ち運ぶ途中に箱が汚れたり、つぶれたりしてしまうことも避けられません。そうした声をよく耳にしていました」
グラスを贈り物にしたいと考える方が多いため、外箱も含めてきれいな状態で持ち帰りたいという要望に対し、A氏たちはギフトボックスの見直しを行うことにします。
ただの箱ではなく、記念の品にふさわしくデザイン性や高級感も重視したギフトボックスにしたい。A氏たち企画部メンバーはそう考えましたが、なかなかすべての条件をクリアする製品は見つかりませんでした。
課題のポイント
お客さんから以下のような意見が寄せられている
・スーツケースに入れると箱がかさばってしまう
・贈り物としてきれいな状態で持ち帰りたいが、箱が汚れたりつぶれたりしてしまうギフトボックスとして、デザイン性や高級感も重視した箱にしたい