導入事例
伊勢丹新宿店のオリジナルブレンドインク「ink mazeru(インクマゼル)」
株式会社酒井
ライフデザイン営業部
白山晴恵様
万年筆などの高級輸入筆記具、文具を取り扱っている株式会社酒井。今回、新たなサービスを展開するにあたり、パッケージに「シルキーモウルド コクーン」を選んでいただきました。企画を担当されたライフデザイン営業部の白山様に、シルキーモウルドについて感想をお伺いしました。
※「シルキーモウルド」とは
シルクのような滑らかな表面が特長のパルプモールド
「シルキーモウルド」の上質な質感と「コクーン」の柔らかな形状が、ブランドの世界観を演出
お客様の声に応え、新ブランドを立ち上げ
── はじめに、貴社事業のご紹介をお願いいたします
白山:当社は1919年の創業以来、「モンブラン」や「パーカー」などの高級万年筆をはじめ、さまざまな高級輸入筆記具・文具を取り扱う商社として歩んできました。最近では台湾で生まれた筆記具ブランド「TWSBI(ツイスビー)」の輸入元なども務めています。
店舗としてはオンラインショップ「KA-KU(カーク)」を運営しているほか、伊勢丹新宿店の本館・メンズ館に直営店も出店しています。「書くことを楽しむ」をコンセプトに、商品を手にとってくださった方々の、日々の暮らしを少し豊かにすることを目指しています。
── 今回、「シルキーモウルド コクーン」をパッケージに採用いただいたサービス「ink mazeru」は、どのような経緯で生まれたのでしょうか?
白山:「KA-KU」には、万年筆を使われるお客様がたくさんいらっしゃいます。しかし一部の方から「メーカーの定番インクの色味が少ない」というお声をいただいておりました。そこで「自分で混ぜて楽しめる」をコンセプトに、20色のベースカラーを混ぜ合わせ、自分だけのオリジナルインクが調合できるサービスを展開することになったのです。ブランド名は「ink mazeru(インクマゼル)」に決まりました。
── 新商品開発の過程で、「シルキーモウルド」を知ったきっかけを教えてください
白山:新たなブランドの準備を進めていく中で、パッケージについて検討をはじめたとき、当社の営業スタッフを通してシルキーモウルドの存在を知りました。
商品の世界観に合わせた、上質なパッケージを選定
── パッケージにシルキーモウルドを採用いただいた決め手は何でしたか?
白山:「ink mazeru」では、「ベースカラー」と呼ばれるインクを20色ご用意していて、それぞれに人が抱く感情の名前が付いています。誰しも「幸せ」な日もあれば、「ゆううつ」な日もありますよね。その日の感情に合った色を混ぜ合わせて、自分だけの色を作ってほしい。
私たちはそんな、他店では体験できないサービスを作ろうとしていました。
そもそも、「ink mazeru」を展開する予定だった伊勢丹新宿店で取り扱っている商品の多くは、「高感度上質」なものばかりです。ブランドの世界観をじっくりお客様に楽しんでいただくため、パッケージも最良のものを選びたいと考えました。
その点において、シルキーモウルドはシルクのような質感で、パッケージの素材として「高感度上質」な印象を受けました。
さらにプラスチックを使用していない紙100%のパッケージであり、環境への配慮も行き届いていることも決め手の一つになりました。
外箱の手触り、丸みのあるフォルムが好印象
── パッケージ制作段階でのご苦労などはありましたか?
白山:外箱に関しては、シルキーモウルド コクーンのシンプルな丸型のフォルムがブランドイメージを表現するのに最適だったと思います。一方で蓋を開けたとき、当社オリジナルのインクが宝石のように鎮座しているイメージに仕上げたかったので、台紙の配置などの作り込みに苦労しました。
── 今回のパッケージに関して、評判はいかがでしたか?
白山:他の素材にはない上質な印象を感じていただけたようで、箱に触れたときの手触りがとてもよく、形もかわいいと好評でした。パッケージも含めて私たちのブランドの世界観を作り上げることができ、とてもうれしく思っています。
今後、もっと色や形などのバリエーションが豊富なシルキーモウルドのパッケージを展開していただけると、さらに多様な商品を「高感度上質」に提供することができるのではないでしょうか。
※株式会社酒井様にご採用いただいた「シルキーモウルド コクーン」は常備在庫として2023年6月から販売を開始しております